さまざまなバリエーションが楽しめるお菓子、クレープ
クレープが嫌いな人はあまりいないと思いますが、このクレープはフランス北西部のブルターニュ地方で発祥したお料理だと言われています。もともとはそば粉で作ったパンケーキ「ガレット(galette)」だったものが、現在の形に落ち着いたようです。そば粉と水、塩を使ったガレット自体は現在でもブルターニュ地方の郷土料理として残っており、ジャムやバターなどの甘いトッピングをする他にソーセージや生ハム、魚介類、オランダの代表的なチーズであるゴーダ(gouda)、スイス原産のグリュイエールチーズ(gruyere)、卵などをプラスしたものなどがあります。ガレットの中でも特にアーモンドクリームの入ったお菓子は「ガレット・デ・ロワ(galette des rois)」は公現節(1月6日)に食べるお菓子として有名です。ガレット・デ・ロワの中には「フェーヴ」と呼ばれる陶製の小さな人形が入っており、切り分けて食べたときにこの人形が当たった人は1年中幸せに暮らすと言われています。さて、クレープには「絹のような」あるいは「縮緬のような」という意味がありますが、これはクレープを焼いたときに表面にできる模様から来ています。クレープは小麦粉とバター、牛乳、卵などで作ったタネを薄く焼き上げたパンケーキの一種で、ホイップした生クリームやチョコレート、アイスクリーム、マーマレードなどを包み込んで食べるのが普通です。これらの甘いクレープは「クレープ・シュクレ(砂糖味のクレープ)」と呼ばれており、これに対して鶏肉やチーズ、野菜、ハムなどを包み込んで食べるものは「クレープ・サレ(塩味のクレープ)」と呼ばれています。クレープに砂糖やオレンジの皮をすりおろしたもの、をふりかけてグラン・マルニエ(grand marnier)を注ぎ、これをフランベしたものは特に「クレープ・シュゼット」と呼ばれています。グラン・マルニエはオレンジリキュールの一種で、お料理に好んで使われています。クレープは自分でも作ることができますから、いろいろオリジナルなトッピングを楽しむのもいいものです。最初はクレープをきれいに焼き上げるのがちょっと難しいかもしれませんが、慣れてくればかなりきれいな円形のクレープを焼けるようになるものです。